葛飾でひっそり暮らすIT屋の G Suite メモ

Google Apps で快適業務ライフなノウハウを伝えます

変えるのがむずかしいなら足してみな! - 【書評】一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?

一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?
小川 晋平 俣野 成敏
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
売り上げランキング: 624

「自分はもっと出来るはずだ」を実現するために。。。

もしあなたがこれまで、「本を読み漁って、一流の考え方を身につけてきた」「だけど、思ったほど成長していない」というならば、足りないのは**【習慣】**かもしれない。

知識もつけてきた、成果もそこそこ出てきた、というところで伸び悩んでいるならばきっと行動を変えれば殻を破ることができるのですが、何をどう変えるかということはなかなか発見できるものではありません。あなたの足を引っ張っているのが「無意識の行動」かもしれないのですから。

そこで役に立つであろうものが、本書です。

良い習慣をたすと起こること

無意識の行動というのは厄介なものです。

無意識というくらいなので、自分では意識していません。意識していないのなら当然、変えようと思っても手を付けられないのです。

それに、今まで頑張って、そこそこの成果を出した人ほど、自信もつき始めていることでしょうからなおさら、自分の行動を見直すところにまで意識を向けられないというのは無理からぬ事。

そういった場合には、大きな成果を出している人の習慣を真似することからはじめてはどうでしょうか。

本書の著者は「俣野成敏」「小川晋平」。

俣野さんは本書が10冊目となるビジネス書作家でも有り、プロフェッショナルサラリーマンでおなじみなのでご存じの方も多いことでしょう。

一方小川さん。

コンサルタントのためのコンサルタントとして、その道では信頼の厚い「高単価」コンサルタント

この二人が、普段心がけている習慣を余すこと無く披露しているのです。

書かれている習慣はどれも難しくはないものばかり。それなのに、なぜこの二人は成果が出るのか。

詳しい内容は書籍に譲るとして、結果を出すために必要なのは良い習慣を「続けること」。そして、続けるべき習慣を見分ける判断基準をもつことです。

例えば下の画像のようなマトリクスを活用することで習慣にするべきものを見分ける方法もあります。

shukan_matrix.png

本書ではいくつかマトリクスが用意されていますが、こうした視覚的なツールを使って振り分けるとわかりやすそうです。

こういった方法で選び出した良い習慣を自分に足していくことで、良い習慣を続ける上での障害がでてきます。

その障害こそが、今まで辞められなかった「悪習慣」なのではないかと思います。

あたりまえのことをあたりまえに。。。

ところで、本書を読み進めていて感じたことがあります。

「これって、あたりまえのことばかりだよなぁ」と。

あたりまえのことが書いてあるというと、読む価値に疑問を持つかもしれません。しかし、巷にあふれる自己啓発書のような、あたりまえを逸脱した内容の場合はどうでしょう。

確かに、それができれば理想だよなと思えることはありますが、それを実現するためにはよっぽど意思が強いか、恵まれた環境が必要な内容であることが多々有ります。

それこそ、「その本の著者じゃなきゃできないよ」と言いたくなります。

ですから、本書のように「あたりまえのことをあたりまえに」「そのために助けとなる方法とツール」を淡々と書いている本のほうが実用性は高いと思います。

自分ではできそうにない内容の本を読んで出来る気になるか、あたりまえのことに気づかせてくれて、続けるためのコツを教えてくれる本から学ぶか。

どちらがいいかを判断するのはカンタンですよね?

良い習慣のポケットリファレンスとして

ポケットに入るサイズではありませんが^^; いつも傍らにおいておく本としてふさわしいと思える点が本書にはいくつか有ります。

まず、各章が短く簡潔に書かれていること。

いつでもさっと読み返して、時間を取らずに内容を振り返ることができます。

そして、実績のあるマトリクスが用意されていること。

著者二人が実際に物事の判断に使ってきたマトリクスが複数掲載されています。一流の方の判断基準を簡単に手に入れることができます。

最後に、巻末にある特典。

習慣を作るためのツールや、二人の対談音声。これだけでも便利なのですが、二人を講師として無料で招く特典までついています。

一流の人に会いに行くということはあっても、招くというのはいったい。。。

最後の特典(二人を招く)はともかくとして、いつでもさっと取り出して要点を確認するといった使い方でもずいぶんと助けになりそうです。

一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?
小川 晋平 俣野 成敏
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
売り上げランキング: 624

定着すれば強力、ではあるけれども。。。

習慣化が大事、とはよく言われるものの、習慣にするまでが大変なのです、実際。。。

しかし、本書を読むと、「長期的視点にたって、無理なく続ける」「続けるための強力な動機を見つける」といったことでそれが可能になることがわかります。

これを逆から読むと、大した動機のないことに時間と労力をかけることは無駄なのだなということもわかります。

自分の人生は自分のもの、自分の決めたとおりにやろう。そんなメッセージを本書からは感じます。

成功とはなんなのか、人生の目的とはなにか、というと大げさですが、結局は何を実現したいのかということを見つめることがスタートなのだなと、読後にしみじみと思うのでした。